TOKYO STATION MARUNOUCHI BUILDING
- No: 333
- Title: 東京駅丸の内駅舎
- Date: 2022.12.28
- Type: 免震模型
2012年に免震工法で改装された東京駅丸の内駅舎の免震比較模型です。この模型もその当時に製作したもので、模型完成直後から弊社の旧ＨＰに掲載しておりましたが、ＨＰのリニューアルの際に再掲載から漏れてしまっていたので改めて写真や動画を編集してみました。
地面を揺らす電気駆動部分の機構は当時からモデルチェンジを経て現在の弊社で作る模型仕様と大きく異なっておりますが、その上に建つ赤レンガの建物の精巧な作りは今見ても新鮮で10年前の模型とは思えないほどです。
当時３Ｄプリンターはまだ導入していない中、鏡餅のような形状の屋根や、その上に乗るいくつかの装飾物など、今の技術であればまた違った製作方法であったであろう難しい形状の立体を、担当者の知恵と器用さで何とか形づくっっていたのを思い出しました。あの湾曲した多角形の屋根は、３Ｄ化した立体データをパソコンソフト上で分解し、一枚ごとの平たいパーツに展開し、そこから出力した部品をまるで剥いたミカンの皮を戻すかのように寄せていき一つのカタマリにしているんです。
でもこうやって当時を思い出して少し考えてみると、今の時代でもなかなか通用する手順なような気もしてきましたね…。
