MATSUSHIGE SLUICE GATE
名古屋の魅力向上を企画されている自然素材生活様からご依頼いただき製作いたしました。
みなさん、世界で有名な運河と言えば？… そう、太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河がありますね。そのパナマ運河よりスケールは小さくなりますが、ここ名古屋にも閘門式運河があるのを、いや正確にはあったのをご存じですか？
ー松重閘門とはー
松重閘門は、1930（昭和5）年に中川運河と堀川を結ぶ通船路として建設され、1932（昭和7）年に開通しました。この閘門は水位の異なる二つの河川の水位調整の役割を果たしていましたが、1976（昭和51）年にその役割を終えました。 1986（昭和61）年には名古屋市の文化財に、1993（平成5）年には都市景観重要建築物に指定されました。現在は周辺地域と合わせて公園となっています。また、この辺りは桜の名所としても有名で、区内有数の写真スポットとなっています。
電源を入れますと水門の塔に暖かな暖色の電気がつき、演目開始スイッチを押すと中川運河に待機している船が動き出し、閘門内で水位を変えながら、堀川へと接続されます。復活した閘門の周りには、古いレンガ風の建物も建設され、飲食店などが入っているのでしょうか、人々が集い、活気が戻ってきています。
お打ち合わせの際にいただいたイラストには、水門の復活によってに戻ってきたにぎやかな雰囲気が描かれており、「このような模型にしてほしい」というご要望のもと、GoogleMapやほかの資料なども複合しながら設計・デザインいたしました。
機械的には水位を上下させる部分の難易度が高く、船が乗った状態の水面の板を、歪ませることなく水平に上げ下げさせることに苦労しました。
自然素材生活様のHPにも模型を掲示していただきましたので、リンクを貼っておきます。コチラ
Scale : Nonscale
Material : ABS樹脂、アクリル樹脂、人形
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