HASEGAWA MOKEI Co., Ltd.

機関車の後部
アームの支点
アームが取り付いた
給水塔の設置のための足場
給水塔のアームの取り付け

蒸気機関車は石炭を燃やしそれを動力として走っているということはみなさんご存じかと思います。運転席の脇でせっせとスコップで石炭を窯に放り込んでる映像はよく目にしますよね。なので運転席後ろの大きなタンク(テンダーというらしい)にはすべて大量の石炭が積まれていると思っていたら、どうやらそれは間違いΣ(・□・;)実はココの内部は二段ベッドの構造で上段には石炭、下段は大量の水が積まれているんだそうです。調べてみると知らないことばかり。なんでも勉強になります。

ところでなんでそんなに水が必要?と疑問がわきますが、蒸気機関車に積まれる水はボイラーで蒸気を発生させるためだけに使用されるだけではなく、いろんなことに使用しているみたいです。石炭をボイラーに投げ入れる際に飛散しないように石炭に直接撒いたり、ブレーキやカーブによって車輪やレールが発熱することを防ぐためだったり、レールに撒いた砂を洗い流したり…。

そんな大事な水をテンダーに投入してくれるのが給水塔。昔はそれぞれの駅や機関庫なんかには必ずあった施設なんですって。実際に使用していた本物をリニア鉄道館様も所蔵していたみたいですが今回はそれを使用しません。なんでも本物は鉄でできていますので横に伸びたアームの部分が落下でもしたら大変、近くにいる見学者がケガをしてしまいます。ということでとにかく重量は軽~く、でも本物の鉄そっくりな安全な展示物を作ってほしいとオーダーいただきました。

メインの素材は発泡スチロール。実物を元に採寸し、そこから3Dデータを作成、大型の切削機でいくつかのパーツに分けて削り出し形を生成。その上にあえてザラザラの表情になるようによごしの塗装。あたかも風雨にさらされ一度塗装が剥げ、それが錆び、またその上に塗装したような雰囲気を再現。本物と同じ塗料を分けてもらって塗装しているので色合いはバッチリ。めちゃくちゃ軽いのに、めちゃくちゃ重いモノに見えてきてきちゃうので運ぶときは逆に腰をやってしまわないように要注意!軽すぎての逆ぎっくり腰。

Scale / 1:1

Material / 発泡スチロール・鉄・麻

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