HASEGAWA MOKEI Co., Ltd.

送電線の建設や修繕工事をはじめとする電力事業や保安林の間伐森林整備事業などを行う東海工営株式会社様のご依頼で製作いたしました。この模型は手を触れてはいけないような観賞用の模型ではなく、実際に触って、部品を取ったり付けたりすることであらゆる形に変形させながら、実際の工事作業者の理解を深める目的で製作いたしました。

みなさんは今すでに建っている鉄塔の形が少しづつ変わっているのを知っていましたか?

何を隠そうつい最近まで私も鉄塔は建てたら一生そのままの形だと思っていました。というかそんなに着目していなかったというのが正しい表現でしょう…。実は鉄塔の腕はやみくもに伸びているのではなくて、必要な方向に必要な本数を伸ばしているのだそうです。そしてそれらは周辺の住宅の建設などによって使用する電力の変動がある時に綿密に計画し形を変えているようです。確かに言われてみれば無駄な腕は見当たらなさそうだし、一本でも少ないほうがコストがかからないし当然と言えば当然ですが、全然知らない分野の仕組みは教えてもらって初めて知ることが多いですね。

新しい腕の取り付けや不要になった部分の取り外しなどの際には何人もの作業者が工事に参加します。そのため、まずは関わる人全員に工事内容を正しく理解してもらう必要があります。また高所作業での落下事故や電気を扱う作業の危険性などを周知徹底する必要があります。ボードに書かれた絵やCGなどでの説明もされていたようですがそのような手段でも限界がありますので、そこで登場するのが説得力のあるツール『模型』なのであります。これなら見えにくかった箇所や説明しずらかった部分も良くわかり、何をどうしたいかが目の前で実現します。文字通り手に取るようにわかるのです。そしてパーツを付け替えればフレキシブルに形が変わり別の工事の際にも何度も使用していただけます。

何度も付け替え触ってもらっても壊れず、それでいて部材は太くせずに鉄塔のディティールを追求したい。また簡単な脱着のために内蔵した磁石の磁力が弱いとすぐに外れてしまうし、強すぎても外せないし外すときに壊してしまう…。絶妙な磁力でもって吸着しつつ外したいときには外れる。それでいて握ったところが壊れないし鉄塔としてのカッコよさは維持。だけど道具としても成立させたい。でもカッコよく…。片方に偏りすぎないその中間の一点を目指し、とても細くて見えないラインを探し、たぐり寄せながらこの鉄塔に結び付けられました。

High : 930mm

Machine : 3Dprinter

Material : レジン

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